論文 - 佐々木 全
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生徒一人一人が自主・自律的に活動できる授業をめざして
佐々木全、山村保之、石田豊 他63名
創造とチャレンジ―特別支援教育の時代― 117 - 118 2003年10月
全国誌 共著・分担
重度・重複障害児の指導について「生徒一人一人が自主・自律的に活動できる授業をめざして」と題し、岩手県立花巻養護学校(現 花巻清風支援学校)高等部の作業学習における重度・重複障害生徒の事例を示した。これを通じて、活動中の生徒の行動からその認知特性を把握し、それに応じた指導方法を開発することの必要性と、その有効性を指摘した。
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LD及びその周辺児に対する教育支援の実態と課題
加藤義男、石坂直康、佐々木全
岩手大学教育学部研究年報 60 ( 1 ) 11 - 24 2000年10月
その他(含・紀要) 共著・分担
LD及びその周辺児を取り巻く状況について、岩手県内およびM市内の小中学校通常学級を調査対象とした実態調査の結果に基づき、次の3点を指摘した。すなわち、①LD及びその周辺児は学校において学習面、行動・情緒、対人関係等における困難さを表していること、②学校はその内外との連携を重視しつつも、実現できていない状況があること、③一人一人の教育的ニーズに基づいた支援という認識の重要性である。なお、LD及びその周辺児とは、現在でいうところの発達障害児を意味した。
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“いわゆるLD”児の教育支援に関する一研究
佐々木全
未刊行:学位論文(教育学修士)岩手大学大学院教育学研究科 2000年03月
その他(含・紀要) 単著
LD、高機能広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、境界知能を包括する概念として、“いわゆるLD”という呼称を提唱。その上で、M市内の小中学校通常学級を対象とし、“いわゆるLD”のある児童生徒に関する実態調査を実施した。この結果から支援体制に関する課題等を指摘した。また“いわゆるLD”のある児童生徒3名を対象とした個別指導の経緯から、認知特性に応じた指導の有効性等を指摘した。なお“いわゆるLD”とは、現在でいうところの発達障害を意味した。