論文 - 藪 敏裕
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《诗经》所见的祖灵崇拜ー以《周颂·清庙之什》的祖灵崇拜为中心
藪 敏裕
2011第四届世界儒学大会論文集 646 - 648 2011年09月 [査読有り]
国際的学術誌 単著
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古代中国と平泉庭園
藪敏裕、劉海宇
平泉文化研究年報 ( 11 ) 43 - 54 2011年03月
その他(含・紀要) 共著・分担
先秦期から漢代にかけての古典に見える苑池について概要を述べた。
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『詩経』に見える祖霊 ー周頌・清廟之什の祖霊祭祀を中心にー
藪 敏裕
東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成 研究成果報告書 5 351 - 356 2009年03月
その他(含・紀要) 単著
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『詩』解釈から見た『郭店村楚墓竹簡』と『戦国楚簡』の成立
藪 敏裕
文部省科研費基盤研究(C)(2)「『詩』解釈から見た『郭店村楚墓竹簡』と『戦国楚簡』の成立」報告書 2006年03月
その他(含・紀要) 単著
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上海博物館蔵戦国楚竹書『孔子詩論』所引の『詩』理解 --周頌・清廟之什・清廟篇を中心として--
藪 敏裕
岩手大学教育学部研究年報 63 ( 1 ) 198 - 193 2003年02月 [査読有り]
学術誌 単著
戦国中期の楚墓から発掘されたとされる上海博物館所蔵『戦国楚竹書』孔子詩論に引用される『詩』の解釈を研究対象とした。それを先秦から漢代の詩経学のなかにどう位置づけるかについて、近年の原義解釈や『毛傳』『毛序』と比較しながら検討した。
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『詩』解釈からみた『郭店楚墓竹簡』茲衣篇の成立
藪 敏裕
岩大語文 ( 9 ) 1 - 9 2002年09月 [査読有り]
学術誌 単著
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〈詩経・周頌・清廟之什〉所見祖霊祭祀
藪 敏裕
斉魯学刊 二〇〇二年 ( 教育教学研究専輯 ) 106 - 110 2002年08月 [査読有り]
学術誌 単著
『詩経』の中で最も古いと考えられる周頌・清廟之什を取り上げて、清朝考証学や甲骨学の成果をもとに文献学的に考察した。そして、周頌・清廟之什は周の宗廟に於いて、その先祖である后禝・古公亶父・文王・武王・成王・康王を祭祀し、彼等の功業を讃え、子孫の繁栄と周王室の永続を祈願し、後王が彼等の徳を忘れることなく諸侯を統治せよと戒める詩であることを明らかにし、周代には、先祖が子孫達にとって長寿や穀物の豊饒を授ける等の庇護者であるとみなされたために最も重要な祭祀対象となったことを述べた。
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〈詩〉的最初意義與郭店楚簡〈緇衣〉篇(中国語)
藪 敏裕
清華大学学報 ( 2002年第2期 ) 79 - 84 2002年04月 [査読有り]
学術誌 単著
戦国中期の楚墓から発掘された『郭店楚墓竹簡』の茲衣篇九章に引用される『詩』小雅・魚藻之什・都人士篇を、『毛序』の都人士篇の解釈及び『禮記』緇衣篇八章が引用する都人士篇の解釈と比較し、先秦および漢代の詩経学の展開を考察した。そして『郭店楚墓竹簡』の制作意図が「伝統保持」であるのに対して『毛序』『禮記』の制作意図は「身分秩序の確立・維持」という違いがあることを明らかにし、『毛序』『禮記』の解釈が戦国期に知られていなかったことを明らかにした。
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『詩経』に見える祖霊祭祀
藪 敏裕
文科省科研費基盤研究B2「祖霊祭祀の日中比較研究」報告書 9 - 20 2002年03月
その他(含・紀要) 単著
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『郭店楚墓竹簡』から見た『毛序』の成立---- 小雅・都人士篇を中心として ----
藪 敏裕
岩手大学教育学部研究年報 62 ( 2 ) 141 - 148 2002年02月 [査読有り]
学術誌 単著
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漢代経学に於ける詩経学の展開
藪 敏裕
文部省科研費奨励研究(A)「漢代経学に於ける詩経学の展開」報告書 1 - 49 1995年03月
その他(含・紀要) 単著
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詩経解釈史序説 関雎篇の経学的解釈とその評価
藪 敏裕
岩手大学教育学部研究年報 54 ( 1 ) 26 - 34 1994年10月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
『詩経』周南関雎篇に対する『毛傳』『毛序』から『五経正義』・朱子等に至るまでの様々の解釈を比較し、それらの経学的解釈が関雎篇の作者・成立年代・制作目的をどのように規定しているかを検討した。そして、関雎篇の作者・成立年代・制作目的ともそれぞれ諸家の間に著しい相違が見られることを論証し、その相違は諸家がそれぞれの政治的社会的課題を経書によって正統化しようという経学的営為の結果であることを明らかにした。
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『詩経』征役詩解釈から見た『毛傳』の訓詁態度
藪 敏裕
斯文 ( 102 ) 38 - 55 1994年03月 [査読有り]
学術誌 単著
「「王事靡盬」解釈から見た『毛傳』の訓詁態度」が若干数の詩による『毛傳』の成立の検討であったのに対して、『詩経』中の征役詩というまとまった量の詩によって『毛傳』の成立を検討した。方法は、征役詩に対する『毛傳』による解釈と、先秦・秦・漢期の他文献の征役詩に対する解釈とを比較し、前者が特殊であることを明らかにし、それは塞外民族の侵入と内乱に悩まされた漢代宣帝期の歴史的背景によることを確認した。
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旄丘篇解釈から見た『毛傅』の訓話能度
藪 敏裕
岩手大学教育学部研究年報 53 ( 1 ) 10 - 20 1993年10月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
『詩経』の注釈である『毛傳』の成立に関する研究。「「王事靡盬」解釈から見た『毛傳』の訓詁態度」と同じ方法で、旄丘篇に対する『毛傳』の解釈と、先秦・秦・漢期の他文献の旄丘篇に対する解釈とを比較し前者が極めて特殊であることを論証した。そして、それは塞外民族の侵入と内乱に悩まされた漢代宣帝期の歴史的背景によることを明らかにし、前掲論文の結論「『毛傳』の成立はB.C.1世紀の中頃以降である」を確認した。
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資料漢文訓読法テキスト教材の開発
藪 敏裕
岩手大学教育学部附属教育実践研究センター研究紀要 ( 3 ) 266 - 282 1993年03月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
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「王事靡監」解釈から見た『毛傅』の訓話熊度
藪 敏裕
岩手大学教育学部研究年報 52 ( 3 ) 42 - 52 1993年03月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
『毛詩』即ち所謂『詩経』の最も古く、かつ基本的な注釈である『毛傳』の成立に関する経学史的研究。『詩経』中の常套句「王事靡盬」に対する『毛傳』による解釈が、先秦・秦・漢期の他文献の解釈と比較して極めて特殊であることを明らかにし、それは塞外民族の侵入と内乱に悩まされた漢代宣帝期の歴史的背景によることを論証し、『毛傳』の成立はB.C.1世紀の中頃以降であることを明らかにした。
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『塩鉄論』研究(1)
藪 敏裕
岩大語文 ( 創刊 ) 26 - 31 1993年03月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
拙稿「王事靡盬」解釈から見た『毛傳』の訓詁態度」の結論「『毛傳』の成立は紀元前一世紀の中頃以降である」をさらに具体的実証的に検証するために、紀元前一世紀の代表的文献「塩鉄論」を取り上げて、この中に引用される詩の解釈を『毛傳』の解釈と比較しつつ考察した。具体的には『塩鉄論』刺復篇に引用される鹿鳴篇の詩解釈が、『毛傳』とかなり近いものであり『淮南子』『史記』のそれとかなり異なるものであることを明らかにし、『毛傳』の成立が『淮南子』『史記』以降であることを述べた。
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『毛序』研究の近況と課題(下)
藪 敏裕
二松学舎大学人文論叢 ( 48 ) 180 - 189 1992年03月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
陳允吉「『詩序』作者考辮」(『中華文史論叢』1980年第一期)、王運煕等編「『毛詩序』及三家詩論」(『先秦両漢文学批評史』、上海古籍出版社、1990)など日本・中華民国・中華人民共和国等における近年の『毛序』に関する論文十一篇を取り上げ、それらの内客を略述、かつその問題点等を指摘し、現在『毛序』研究がどこまで到達しているかを述べ、合わせて今後の研究の在り方を検討した。
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『毛序』研究の近況と課題(上)
藪 敏裕
二松学舎大学人文論叢 ( 46 ) 160 - 170 1991年03月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
林健一「毛詩序並びに毛傳の成立時代」(『漢學會雑誌』七巻一号、1939)、高葆光「毛詩序再検討」(『東海學報』七巻一一期、1965)など日本・中華民国・中華人民共和国等における近年の『毛序』に関する論文十二篇を取り上げて、それらの内客を略述し、その資料の取扱い方および研究方法等の問題点を指摘、現在『毛序』研究がどこまで到達しているかを述べた。
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『毛序』研究の現状について-鈴木説・猪口説批判-
藪 敏裕
二松 ( 40 ) 321 - 340 1990年03月 [査読有り]
その他(含・紀要) 単著
『詩経研究』第13号(1989年3月)中の詩経研究文献提要八において取り上げられた前掲論文3への論評で指摘された問題点について答えたもの。『毛序』の成立に関する鈴木修次氏と猪口篤志氏の説を吟味、鈴木氏の「『毛序』を首序と続序とに載然と区分できる」とする説は根拠薄弱であり成立し難いこと、猪口氏の説は『孟子』理解に多大な誤認があり成立しえないことを明らかにし、かつ『毛序』成立に関する今後の研究の在り方を述べた。