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Affiliation |
IWATE University School of Veterinary Medicine Cooperative Department of Veterinary Medicine |
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Year of Birth |
1988 |
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Laboratory Address |
〒0208550 3-18-8, Ueda, Morioka, Iwate |
MIYAMOTO Ryo
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Published Papers 【 display / non-display 】
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Successful therapy of a dog with trapped neutrophil syndrome using a combination of cyclosporine and prednisolone: a case report
宮本 良, 久末正晴 他
Journal of Veterinary Medical Science 88 ( 3 ) 2026.03 [Refereed]
Bulletin of University, Institute, etc. Multiple authorship
ボーダー・コリーの遺伝性疾患である捕捉性好中球減少症(TNS)に新たな治療法により長期生存した症例報告である。これまで有効な治療法が見つからず長期生存が困難であった、TNS罹患犬に対しプレドニゾロンおよびシクロスポリンを併用し、治療が奏効し長期生存に成功した。さらに、シクロスポリンが白血球のケモカイン受容体CXCR4の発現を増加させることを発見した。これにより、シクロスポリンが好中球の遊走機能を上昇させることが推測され、長期生存に繋がったと考えられた。
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Commitment toward cell death by activation of autophagy with survivin inhibitor YM155 in two canine squamous cell carcinoma cell lines with high expression of survivin.
宮本 良, 盆子原誠 他
Research in veterinary science 135 412 - 415 2021.03 [Refereed]
Bulletin of University, Institute, etc. Multiple authorship
犬のサバイビン高発現扁平上皮癌細胞株においてサバイビン阻害剤YM155が細胞に及ぼす影響を解析した。YM155は感受性細胞株においてサバイビンを抑制することでオートファジーを誘導することを明らかにした。さらにその後の細胞死経路は感受性細胞により異なり、PARP依存性アポトーシスあるいはオートファジー細胞死を誘導することも示した。これにより、YM155の犬の扁平上皮癌細胞における新たな作用機序を示した。
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Canine squamous cell carcinoma cell lines with high expression of survivin are sensitive to survivin inhibitor YM155.
宮本 良, 盆子原誠 他
Veterinary journal 240 31 - 36 2018.10 [Refereed]
Bulletin of University, Institute, etc. Multiple authorship
10種類の犬腫瘍細胞株を用いてサバイビン阻害剤YM155の感受性を検討した。その結果、SCC細胞株であるHAPPYで強い増殖抑制効果が認められた。さらに7種類のSCC細胞株を用いた解析では、HAPPYおよびSQ4の2株のみがYM155に高感受性を示し、いずれもサバイビン発現が高かった。HAPPY細胞では、YM155はサバイビン遺伝子の転写を抑制し、主にアポトーシスを誘導した。一方、SQ4細胞では転写後レベルでサバイビンが低下し、アポトーシスとは異なる細胞死が誘導された。以上より、サバイビン発現が高い犬SCCでは、YM155によるサバイビン標的治療が有効となる可能性があるが、その細胞死誘導機構は細胞株ごとに異なることが示唆され、YM155によるサバイビン阻害が治療的価値を持つ可能性を示した。
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Establishment and characterization of a cell line from a feline histiocytic sarcoma.
宮本 良, 盆子原誠 他
Veterinary immunology and immunopathology 201 72 - 76 2018.07 [Refereed]
Bulletin of University, Institute, etc. Multiple authorship
猫の組織球性肉腫(HS)症例から新規細胞株 FHS-1 を樹立し、その性状を解析した。FHS-1細胞は免疫組織化学的にビメンチンおよびIba-1陽性であり、MHCクラスIIおよびCD163は陰性であった。また、α-ナフチル酢酸エステラーゼ染色が陽性で、フッ化ナトリウムにより阻害された。さらに、FHS-1細胞は食作用および抗原の取り込み・処理能を有していた。一方、FHS-1細胞は猫感染性腹膜炎ウイルス(FIPV)79-1146株には感受性を示さなかった。以上より、FHS-1は一部の表面マーカー発現を失っているものの、樹状細胞/マクロファージ由来腫瘍としての機能的特性を保持する猫HS細胞株であることが示された。本細胞株はFIPのin vitro研究には適さないが、猫HSの診断および治療法開発を目的とした基礎研究への応用が期待される。
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A feline case of multiple myeloma treated with bortezomib.
谷浩由輝, 宮本 良 他
BMC veterinary research 18 ( 1 ) 384 2022.11 [Refereed]
Bulletin of University, Institute, etc. Multiple authorship
多発性骨髄腫の猫に対しボルテゾミブを投与し良好な反応を示した初めての症例報告である。人の骨髄腫の第一選択薬でもあるプロテアソーム阻害剤ボルテゾミブを猫に応用した稀少な報告であり、治療選択肢の一つとして研究を進める価値を見出した。反応性は良好であり、有害事象も容認できるレベルであったことから、再発性の多発性骨髄腫の猫に対する新たな治療法として検討する価値があると考えられた。