所属 |
岩手大学 教育学部 理科教育 |
職名 |
准教授 |
生年 |
1978年 |
研究室住所 |
〒0208550 岩手県 盛岡市上田3丁目18−33 |
研究室 |
地学研究室 |
ホームページ |
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メールアドレス |
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苗村 康輔 (NAEMURA Kosuke)
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取得学位 【 表示 / 非表示 】
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京都大学 - 博士(理学) 2008年03月31日
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京都大学 - 修士(理学) 2004年03月31日
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京都大学 - 学士(理学) 2002年03月31日
学外略歴 【 表示 / 非表示 】
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2019年04月-2020年09月
京都大学 理学部地球惑星科学科 特定助教
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2014年09月-2019年03月
名古屋大学 名大博物館_モンゴル科学技術大学フィールドリサーチセンター 特任助教
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2012年04月-2014年08月
東京大学 理学部地球惑星科学科 日本学術振興会特別研究員
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2011年11月-2012年03月
中国科学院 地球与地球物理研究所 研究員
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2010年10月-2011年10月
京都大学 理学研究科 研修員
可能な出前講義 【 表示 / 非表示 】
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地球の歴史と温暖化 [一般・高校生向け]
講義の概要
最近、メディアを通じて地球温暖化という言葉をよく聞くようになった。産業革命以前に比べて、地球の表面温度は約1.2度上昇し、今後20年以内に上昇幅は1.5度に達すると予測されている。このままいくと、地球は表面温度が460度の灼熱地獄にある金星のような状態になるのだろうか?私が専門とする地質学では、100万年をひとつの単位とする極めて長い時間尺度でものを考える。その視点からみると、地球が灼熱地獄になる可能性は極めて小さいと考えられる。なぜならば、地球には気温を調節する「サーモスタット」が備わっており、これまで30億年の間 生命を絶やさずに生かし続けてきたからである。講義では、地球温暖化について時間スケールを変えて眺めることで、地球上で生命が生きている絶妙なバランスについて考えてもらいたい。
時間が許せば、簡単なモデル実験を行いたいと思う。
担当授業科目 【 表示 / 非表示 】
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2021年度
地球惑星進化学
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2021年度
地学野外巡検A
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2021年度
地学実験Ⅱ
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2021年度
地学A
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2021年度
卒業研究
論文 【 表示 / 非表示 】
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岩手大学教育学部卒論研究で行った県内の主要な金鉱山の調査結果
苗村 康輔,蒲田 理,古澤菜々美,若松 咲樹
岩手大学平泉文化研究センター年報第12集 ( 岩手大学平泉文化研究センター ) 12 ( 1 ) 1 - 14 2024年03月
その他(含・紀要) 共著・分担
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地学教室における卒業研究の再評価と教育への再利用(その壱)
近藤恒夫、苗村康輔
岩手大学教育学部研究年報 ( 岩手大学教育学部 ) 83 ( 1 ) 145 - 165 2024年02月
その他(含・紀要) 共著・分担
岩手大学教育学部理数教育コースでは、課題分析力、論理的思考力及びものごとを創造
的にアプローチする能力を身につけるためや、ものごとを計画的に進め、口頭や文章で的確に表現することができる技能等を養うために、卒業研究を行うことになっている1)。地学教室では、これに応えるとともに、地域における地質学研究の深化に貢献するため、岩手県及び近隣地域を主なフィールドとし、時に北海道もフィールドに加えながら、火山岩、火成岩、変成岩、堆積岩、地層などを対象に課題を設定して卒業研究を実施してきた。とくに1960 ~ 2000年にかけては合わせて90件弱と多くの研究が行われ、その間に採取された岩石標本は400点あまり、作製された薄片標本は2000点を優に超える。その研究結果・成果や岩石・薄片標本は貴重な研究蓄積であり、その中には現在では入手が困難なサンプルも少なからず含まれている。当時の卒論研究では薄片観察に基づいた精緻な岩石組織のスケッチが多く掲載されている。デジタルカメラが普及した現在からみると、その作業に要した労力は計り知れない。偏光顕微鏡を通して見ると、岩石の中には微細な結晶がさながら小宇宙を構成している。本研究の第一の目的は、これらの卒論研究のスケッチのなかから、科学的重要性の高いものを選びのこし、今後の研究・教育活動に活かすことである。 -
Geochronology and tectonic implications of the Urgamal eclogite, Western Mongolia
Naemura, K., Erdenejargal, C., Javkhlan, T.O., Kato, T. and Hirajima, T.
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences ( 日本鉱物科学会 ) 115 ( 4 ) 357 - 364 2020年09月 [査読有り]
学術誌 共著・分担
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Fossilized melts in mantle wedge peridotites
Naemura, K., Hirajima, T., Svojtka, M., Shimizu, I. and Iizuka, T.
Scientific Reports ( Nature ) 10116 2018年07月 [査読有り]
学術誌 共著・分担
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Accessory priderite and burbankite in multiphase solid inclusions in the orogenic garnet peridotite from the Bohemian Massif, Czech Republic
Naemura, K., Shimizu, I., Svojtka, M. and Hirajima, T.
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences 2015年01月
学術誌 単著
総説・解説記事 【 表示 / 非表示 】
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超高圧変成帯中のザクロ石橄欖岩およびエクロジャイトの温度圧力履歴解析法:地質温度計の概説と適用
苗村康輔、中村大輔、平島崇男
岩石鉱物科学 2012年11月
学術誌
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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ピストンシリンダー装置を使用した高圧グラニュライトのザクロ石かんらん岩に見られる多相固体包有物の均質化実験
口頭(一般) 苗村康輔、阿部梨、小木曽哲
日本鉱物科学会2023年年会 (大阪公立大学)
2023年09月日本鉱物科学会
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神居古潭変成帯・幌加内地域の泥質変成岩へのラマン炭質物温度計の適用
口頭(一般) 苗村康輔、西田裕志、堀江百合子、木下周祐、平島 崇男、清水 以知子
日本鉱物科学会2022年年会 (新潟大学)
2022年09月日本鉱物科学会
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岩手県奥州市水沢に見られる母体変成岩の温度圧力推定
ポスター(一般) 苗村 康輔
変成岩などシンポジウム (島根大学が主催したオンライン会議)
2022年03月変成岩などシンポジウム会員
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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超高圧変成岩のダイヤモンドとクロムスピネルの揮発性成分で探る大陸地殻のリサイクル
基盤研究(A)
代表者: 角野 浩史 研究分担者: 鍵 裕之, 苗村 康輔, 吉田 健太
支払支給期間:
2022年04月-2026年03月獲得年度・受入金額(円)・間接経費(円)
2022年度・ 700,000円・ 210,000円
2023年度・ 600,000円・ 180,000円
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アセノスフェアマントルに存在する炭酸塩マグマの起源推定
基盤研究(C)
代表者: 苗村 康輔 研究分担者: 吉田健太、角野浩史
支払支給期間:
2022年04月-2025年03月獲得年度・受入金額(円)・間接経費(円)
2022年度・ 2,730,000円・ 630,000円
2023年度・ 550,000円・ 165,000円
2024年度・ 400,000円・ 120,000円
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酸化還元状態を考慮した冷たい沈み込み帯での吸水・脱水過程と流体移動経路の解明
基盤研究(B)
代表者: 平島 崇男 研究分担者: 網田 和宏, 大沢 信二, 苗村 康輔, 中村 高志, 吉田 健太
支払支給期間:
2019年04月-2023年03月獲得年度・受入金額(円)・間接経費(円)
2019年度・ 6,890,000円・ 1,590,000円
2020年度・ 4,550,000円・ 1,050,000円
2021年度・ 3,250,000円・ 750,000円
2022年度・ 2,600,000円・ 600,000円
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多相固体包有物を用いたプレート収斂域深部流体の組成復元
基盤研究(C)
代表者: 清水 以知子 研究分担者: 苗村 康輔
支払支給期間:
2019年04月-2022年03月獲得年度・受入金額(円)・間接経費(円)
2019年度・ 1,170,000円・ 270,000円
2020年度・ 1,430,000円・ 330,000円
2021年度・ 1,690,000円・ 390,000円
マスメディアによる報道 【 表示 / 非表示 】
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2021年度
IBC岩手放送「ガンダイニング」において研究室紹介を行った。
報道区分: 国内報道(全国報道を除く)
メディア区分: テレビ