その他競争的資金獲得実績 - 関 まどか
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吸虫感染症対策のブレークスルー:培養系確立への挑戦
創発的研究支援事業
資金支給期間 :
2024年10月-2028年03月研究内容 :
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哺乳類体内に匹敵する肝蛭(かんてつ)幼虫のin vitro培養系の確立 ―薬剤開発のボトルネック解消を目指して―
公益財団法人 シオノギ感染症研究振興財団 次世代育成支援研究助成金
資金支給期間 :
2024年01月-2024年12月研究内容 :
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哺乳類体内に匹敵する肝蛭(かんてつ)幼虫のin vitro培養系の確立 ―薬剤開発のボトルネック解消を目指して―
一般財団法人 化学及血清療法研究所 化血研若手研究奨励助成
資金支給期間 :
2024年01月-2025年12月研究内容 :
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肝蛭症を北海道の現場で診断できる抗体検査
札幌ライフサイエンス産業活性化事業/事業化支援補助金
資金支給期間 :
2021年07月-2022年03月研究内容 :
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リコンビナントCathepsinL1を抗原とした肝蛭症の迅速診断キットの開発―ジビエを介した感染のモニタリングへの応用をめざして―
伊藤記念財団研究助成
資金支給期間 :
2023年06月-2024年03月研究内容 :
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寄生虫症の診断・予防・治療法の開発、吸虫類で世界初となる完全in vitro培養系の開発、世界各地の吸虫感染症の疫学調査
学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS)
資金支給期間 :
2021年04月-継続中研究内容 :
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北海道で肝蛭症をモニタリングするための抗体検査キットの開発
札幌ライフサイエンス産業活性化事業/事業化支援補助金
資金支給期間 :
2021年07月-2022年03月研究内容 :
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食料生産に甚大な経済被害を与える寄生虫、肝蛭に対する新規薬剤候補化合物の探索
ロッテ財団 奨励研究助成A
資金支給期間 :
2019年04月-2021年03月研究内容 :
肝蛭(かんてつ)(図1)は牛などの反芻家畜の肝臓に寄生する吸虫で、肝障害の原因となるため、流行地では食料の生産効率に甚大な悪影響を与えている。畜産業に対する被害額は吸虫類で最も大きく、世界中で年間32億ドルに及ぶ。また、肝蛭症は人獣共通感染症で、水耕野菜や生レバーに付着した幼虫の喫食により感染する典型的な食品由来感染症(foodborne infections)である。人体症例の報告は70ヵ国以上にも及び、WHOによれば世界で年間240万人の患者が発生し、1億8000万人に感染リスクがある。
近年、薬剤耐性肝蛭の出現が世界各地で深刻な問題となっており、新規薬剤の開発が喫緊の課題である。哺乳類宿主の体内という低酸素環境に適応してエネルギーを産生する寄生虫のミトコンドリア呼吸鎖は、酸素が豊富な好気的環境で生活する宿主のそれとは生化学的特性が大きく異なり、選択的な化学療法のターゲットとして有望である。本研究では肝蛭のミトコンドリア呼吸鎖に着目して新規薬剤候補化合物を探索する。新規薬剤を提供することで、主に開発途上国で蔓延する本疾患のコントロールに貢献したい。 -
シナプトネマ複合体に着目した単為生殖型肝蛭の生殖様式の解明
資生堂女性研究者サイエンスグラント
資金支給期間 :
2016年06月-2017年05月研究内容 :
シナプトネマ複合体に着目した単為生殖型肝蛭の生殖様式の解明
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リコンビナント抗原を用いたエゾシカにおける肝蛭症の血清診断法の確立と疫学調査による家畜・ヒトに対するリスク分析
伊藤記念財団研究助成
資金支給期間 :
2016年06月-2017年03月研究内容 :
リコンビナント抗原を用いたエゾシカにおける肝蛭症の血清診断法の確立と疫学調査による家畜・ヒトに対するリスク分析を実施した。
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日本において子牛下痢症の原因となるEimeria属病原種の簡易診断を目的としたMultiplex PCR法の開発
研究成果展開事業 研究成果差異的展開支援プログラム A-STEP
資金支給期間 :
2013年08月-2014年03月研究内容 :
牛のコクシジウム症は出血を伴う下痢を主徴とし、発育不良を引き起こすためその経済被害は甚大で、子牛生産現場において最も重要な感染症の一つである。日本では病原性が強いEimeria bovis、E. zuerniiをはじめとしてEimeria 属原虫13種類がコクシジウム症の原因として報告されている。しかしながら、これらの13種類を鑑別できる遺伝子診断法は存在しないため、下痢症の原因種が正確に診断されていないのが現状である。本申請課題では、農場で蔓延しているコクシジウム症に対する迅速かつ高感度なMultiplex PCR法を確立し、遺伝子診断キットを開発することを目指す。