所属 |
岩手大学 人文社会科学部 人間文化課程 |
職名 |
准教授 |
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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2016年04月-継続中
岩手大学 人文社会科学部 人間文化課程 准教授 [本務]
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2011年04月-2016年03月
岩手大学 人文社会科学部 国際文化課程 准教授 [本務]
担当授業科目 【 表示 / 非表示 】
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2021年度
文化マネジメント論
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2022年度
複合エスニシティ論特講A
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2022年度
複合エスニシティ論演習A
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2022年度
複合エスニシティ論C
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2022年度
異文化間コミュニティ論
学生向けの課外活動・セミナーの実施 【 表示 / 非表示 】
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2023年度
人文社会科学部教育研究環境改善プロジェクトの一環として
映画『もっと真ん中へ』の上映会及び監督トーク実施
論文 【 表示 / 非表示 】
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トランス/ローカルシネマとしての済州4.3映画
梁仁實
年報朝鮮学 ( 九州大学朝鮮史学研究室 ) ( 26 ) 134 - 111 2024年06月
学術誌 単著
韓国の近現代史において済州4.3は島民の3分の1以上が犠牲となった点ともっとも悲劇的な出来事の一つである。1947年から朝鮮戦争のあとの時期まで続いたこの出来事については韓国の政治的状況もあり、長い間タブーとなってきた。とりわけ、ポピュラー文化の一つである映画ではその観客動員力はもちろんのこと、政府からの検閲や監視のもとで映画化することは容易ではなかった。しかし、1990年代以降済州の放送局を中心としたテレビドキュメンタリーやドキュメンタリー映画で少しずつ済州4.3を主なテーマとして扱うようになった。本稿では今まで済州4.3を扱ってきた韓国映画を取り上げ、その表現やテーマの扱い方がいかにロカールからトランス/ローカルになっていっているのかについて論じた。
済州4.3映画ともいえるこれらの映画は地元の済州で済州の人々を中心に映画化され始めたが、2000年代以降になると全国的に広がり、今は在日コリアンによる/に対する映画も数多く作られている。済州から日本に渡った在日コリアンの多くが済州4.3と何らかの関係があり、密航していた人々も多いからである。しかし、レットパージのレッテルや帰国事業により北朝鮮に渡った家族のことで5,60年間済州に来ることが出来なかった多くの在日済州人がいる。
本稿では韓国映像資料院のデータベースをもとに、済州4.3をテーマにする映画をリスト化し、それらをいくつかの類型に分類した。この分類から明らかになった知見は以下のようになる。1)1963年に米軍や政府の立場から描かれた済州4.3は1989年までドキュメンタリー作業さえできないテーマであった。2)1990年代末から済州の映画人を中心に海外に済州4.3を知らせようとする映像(英語、中国語、日本語字幕付き)が多く作られるようになった。3)2010年代以降済州4.3を描く映画は急増し、ジャンル的にも内容的にも多様化されつつある。さらに、ここ4,5年間では済州4.3映画祭が行われるくらい、済州4.3映画は一つのジャンルとなった。また、ライフヒストリーや関連調査で明らかになってなかった女性の身体に刻印された被害についても語るようになったのも近年の済州4.3映画の一つの特徴であることを明らかにした。 -
The Location of Female Characters: Adaptation of Korean Fim Parasite and Zainichi Koreans
YANG INSIL、中里まき子、高橋愛ほか
響き合う女性像 ( 国際研究集会成果報告書論文集 ) ( 1 ) 51 - 68 2024年02月
その他(含・紀要) 単著
韓国映画の『パラサイト:半地下の家族』(2019、ボン・ジュノ)は貧富の格差や社会に渡る問題を鋭く描いたものとして世界的に高く評価された。本稿でこの映画に注目するのは映画そのものではなく、日本でこの映画が演劇として製作されたところである。とりわけ、この演劇には在日コリアンの李鳳宇や鄭義信がかかわったのでも話題になった。映画ではソウルの新興金持ちの家が映画では神戸に、主人公の家族は在日タラ占める要素をあらわにしつつも在日であることは明らかにしない設定となった。また、映画で重要な役割をしていた家庭教師の女性の役割が演劇では家庭教師をする子供が隠されることによって女性キャラクターの役割が縮小された点を明らかにした。演劇は個人の役割やキャラクターよりは1990年代半ばの神戸と阪神淡路大震災を描くことによって日本社会全般の在日コリアンへの差別が温存していることを描き出したのである。
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交差する権力と日本軍「慰安婦」の歴史 (翻訳)
梁 仁實
女性・戦争・人権 ( 女性・戦争・人権学会 ) 2022年03月 [査読有り]
学会誌 単著
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1930年代京城と女/性ー2010年代以降の韓国映画を中心に
梁 仁實
アルテスリベラレス ( 岩手大学人文社会科学部 ) 107 145 - 156 2020年12月
学術誌 単著
1980年代の民主化以降、韓国映画は表現の制約から離れ、タブーなしの映画化に臨んできた。とりわけ、近現代史において多くの歴史的出来事や抗争、植民地の経験などに対するアプローチはダイナミックに変化し続けてきた。2010年代以降、歴史の主体は一部の英雄ではなく、女性や「名もなき民衆」であったことに注目する映像コンテンツも数多く作られている。本稿はここに注目し、1930年代の植民地支配と女性の表象が2010年代以降の韓国映画においてどのように描かれてきたかを考察した。
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韓国女性映画人の戦争と<戦後>
中里まき子、エリック・ブノワ、照井翠、佐藤竜一、秋田淳子
文学における宗教と民族をめぐる問い 2017年02月
その他(含・紀要) 単著
本研究は朝鮮戦争の直後、韓国の映画界において女性映画監督として活躍した朴南玉に関するものである。朴南玉は<戦後>直後の混乱のなかで戦争のもっとも大きな被害者である女性と子供に焦点をあて、女性が「母性」に満ちた「母親」でなく、いかに自分らしく生きていくことができるのかを映画化した。朴南玉の代表作『未亡人』はまさに戦後直後の混乱であるからこそ製作できた作品である。
著書 【 表示 / 非表示 】
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韓流とKの狭間で:見慣れてないが、慣れ親しみ、洗練された韓国ドラマ
梁 仁實、ほか11人
역락 2022年06月
学術著書
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植民地の文化政治と『京城日報』
キム・ヒョスン、イ・ヒョンジン、チョン・ビョンホ、イム・ダハムなど ( 担当範囲: 映画観客として在朝日本人を想像する 日本語新聞『釜山日報』を中心に )
ヨクラク 2021年01月
学術著書
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植民地朝鮮の警察と民衆世界 1894-1919
金絃洙、梁仁實、趙基銀共訳 ( 担当範囲: 第7章、第8章 )
図書出版 ソニン 2019年06月 ISBN: 9791160682786
翻訳書
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明洞 街角の文化史
山本浄邦、梁仁實、金仙姫、ノ・サンホ、イ・ヒョンギョン、Emanuel Pastreich,山本綾乃、李梅 ( 担当範囲: 37-55 )
韓国学中央研究院出版部 2019年02月 ISBN: 979115866457293910
学術著書
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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日韓におけるドラマ『パチンコ』の受容
口頭(一般) 日韓におけるドラマ『パチンコ』の受容
JSAA (UNSWほか)
2024年09月オーストラリア日本学会
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Who Does Impose Nationality on Pachinko?
口頭(一般) YANG INSIL
Zainichi Korean Seminar (Ackland University)
2023年09月Ackland University
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Acceptance of Korean Film Parasite in Japan and Korean Residents in Japan: Adaptation from Film to Play
口頭(一般) YANG INSIL
EAJS (Ghent University,Beljium)
2023年08月ヨーロッパ日本学会
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朝鮮映画におけるチョウセンらしさとは何か
口頭(招待・特別) 梁 仁實
国際高麗学会日本支部人文社会科学研究部会 (大阪公立大学梅田サテライト)
2023年03月国際高麗学会
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映像メディアと文化ナショナリズム パネル
口頭(一般) 梁 仁實
東アジア日本研究者協議会国際学術大会 (ZOOM(オンライン開催))
2021年11月東アジア日本研究者協議会
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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東アジアのトランスナショナルなネットワークと在日コリアンの映画運動の社会史
基盤研究(C)
代表者: 梁 仁實
支払支給期間:
2023年04月-2026年03月獲得年度・受入金額(円)・間接経費(円)
2023年度・ 1,820,000円・ 420,000円
2024年度・ 1,560,000円・ 360,000円
2025年度・ 1,300,000円・ 300,000円
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戦後日本社会における日朝友好運動の思想と歴史
基盤研究(C)
代表者: 金 鉉洙 研究分担者: 梁 仁實
支払支給期間:
2022年04月-2025年03月獲得年度・受入金額(円)・間接経費(円)
2022年度・ 1,170,000円・ 270,000円
2023年度・ 1,170,000円・ 270,000円
2024年度・ 1,040,000円・ 240,000円
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韓国の「文化」テクストの越境とコリアン・ディアスポラにおける変容
基盤研究(C)
支払支給期間:
2014年04月-2017年03月 -
帝国/植民地近代とジェンダー日本・韓国・台湾を廻流する文化表象を中心に
基盤研究(C)
支払支給期間:
2011年04月-2013年03月
寄附金・講座・研究部門 【 表示 / 非表示 】
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アジア歴史研究助成金
寄附金区分:寄附研究部門
寄附者名称:JFE21世紀財団 2023年01月
寄附金額:1,500,000円
他大学等の非常勤講師 【 表示 / 非表示 】
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九州大学
九州大学朝鮮史研究室大学院非常勤講師 ( 2023年09月 )
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立教大学
立教大学大学院異文化コミュニケーション学科兼任講師 ( 2023年04月 ~ 2024年03月 )
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立教大学
立教大学大学院異文化コミュニケーション学科兼任講師 ( 2022年04月 ~ 継続中 )