その他競争的資金獲得実績 - 立石 貴浩
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未利用資源である遠野産畑わさびの葉の有効利用に関する基礎的検討-2年次における 検討:緑肥等の効果の検証
全学経費(学長裁量経費を除く)
資金支給期間 :
2018年04月-2019年02月研究内容 :
岩手県は全国有数のわさび産地である。遠野市の山間部の渓流付近では水わさびが生産されている一方で、林間わさび(畑わさび)も生産されており、その生産量は日本一となっている。遠野市で栽培された畑わさびの根や茎は、主に加工用練りわさびなどの原料として出荷されているが、わさびの葉は、有効な利用法が現在までにみいだされておらず、多くの葉の部分は廃棄されているのが現状である。
本課題は、収穫時に大部分を廃棄するわさびの葉の新たな活用法を検討することを目的として、堆肥化の資材あるいは緑肥としての利用可能性について2017年度より2年間にわたり検討してきた。
昨年度1年目における検討では、畑わさびの葉柄と葉には、緑肥植物に含まれる窒素とほぼ同じレベルの窒素が含まれていたこと、調査した小出地区の畑わさび圃場は、腐植質厚層アロフェン質黒ボク土に該当し、高い炭素含量、可給態リンが少ないといった典型的な黒ボク土の特徴を示し、養分レベルが低い傾向にあったこと、などを報告した。
本年度は、昨年度で得られた知見に基づき、畑わさびの葉柄と葉の緑肥原料としての肥効性と、植物の成長に対する効果を検討した。わさび粉末資材を添加した土壌培養試験では、わさび粉砕資材に含まれる窒素成分は、植物に対して利用されやすいものであることが示唆された。そこで、緑肥としての窒素肥効性について、わさび粉砕資材を施用したポット栽培試験を行い検討したところ、無施肥区に比べて成長は改善されていた。このことは、従来廃棄されていた畑わさびの葉柄と葉は、緑肥として活用が見込まれることを示している。 -
未利用資源である遠野産畑わさびの葉の有効利用に関する基礎的検討
全学経費(学長裁量経費を除く)
資金支給期間 :
2017年05月-2018年03月研究内容 :
岩手県は全国有数のわさび産地であり、特に林間わさび(畑わさび)の生産量は日本一となっている。畑わさびは、主に練りわさびなどの加工用として根や茎を出荷している。一方、わさびの葉は、根や茎と同様に食用としての資材として利用可能であるものの、有効な利用法が現在までにみいだされておらず、多くの葉の部分は廃棄されているのが現状である。
そこで、本課題は、収穫時に大部分を廃棄するわさびの葉の新たな活用法として、堆肥化の資材あるいは緑肥としての利用可能性について検討するだけでなく、畑わさびの収量増加にむけた土壌改良についても検討するものである。 -
黒ボク土農耕地に残存する未利用リン資源量の評価とリンの持続的施用管理に関する基礎的研究
部局経費
資金支給期間 :
2011年07月-2012年03月研究内容 :
黒ボク土中に残存するリンの形態を明らかにし、従来の方法では測定できなかったリン画分を定量する方法を新たに開発したうえで、黒ボク土中に含まれる潜在的に利用可能なリン画分の現存量を評価することを目的とする。
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黒ボク土農耕地に残存するリン資源量の新評価法の確立とリンの適正施用に関する研究
学長裁量経費
資金支給期間 :
2011年07月-2012年03月研究内容 :
黒ボク土中に含まるが、従来の方法では検出できない未利用リン資源量を生化学的な手法を用いて新たな定量法を確立することを目指す。
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微生物の成長制御に対するパルス加印の効果の検証とその作用機序の解明
平成22年度教育支援経費(萌芽的研究支援費)
資金支給期間 :
2010年07月-2011年03月研究内容 :
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家畜ふん尿を利用した堆肥の窒素肥効性向上に向けた微生物資材の開発
学長裁量経費
資金支給期間 :
2009年07月-2010年03月研究内容 :
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寒冷地の土壌生態系における土壌微生物群集の構造解析および特定微生物種検出のための分子生物学的手法の導入
平成21年度CRC学内融合研究
資金支給期間 :
2009年07月-2010年03月研究内容 :
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担子菌Coprinus sp.の窒素利用特性を利用した土壌中の過剰窒素の不動化のための微生物資材の開発
学長裁量経費
資金支給期間 :
2006年08月-2007年03月研究内容 :